こんばんは、本庄です。

私小学４年から６年までそろばんを習っておりました。
５年生の頃、そろばん塾に行ってきます！といいながら塾とは
逆方向の田中屋に行ってました。


田中屋とは半径１kmの小学生は全員毎日のように行っていたと
言っても過言ではない地域密着型の駄菓子屋さん。
文房具や近隣の小中学校の制服や運動靴等も扱う
いまでいうコンビニのような存在。
いや、コンビニを超えてるな！
そんな田中屋に小学校低学年の頃に革命がおこりました。


インベーダーゲーム！


そのゲームをしに近所の子供が集まる集まる！！
その頃はお兄さん達がやっているのを見ているだけでしたが
３年生４年生になると、ちょっとやってみようかな、という気になり
やりだしたらもう止まりません！
その頃はパックマンとかディグダグだったかな。
５年生になると、もう達人になってました。
なので、そろばんなんかやっているヒマがありません！
ということで毎日のように田中屋に通う訳です。
しかも毎日通うとなると、当然お金が必要になりますね。
そこで、月謝を使い込む訳です。
月初めあたりに「お母さん、月謝！」と言って
3200円もらう訳です。もちろんそろばん塾には行かない訳ですから
そのお月謝は私の田中屋での軍資金になるのです。
さらにそれでも足りないので月末にもう一度「お母さん、月謝！」
と言ってまたもらう訳です。
母もおかしいね、今月分は払わなかったっけ？などと言う訳ですが、
当然の顔して私が言うものですからぶつぶつ言いながらくれるんですね。
月謝袋には先生のはんこを押す欄があるのですが、平野というはんこを
300円で購入し、上手いことごまかしてました。


しかし。


ある日、学校から帰ると父が家の前でウロウロしてるのです。
「今日はお父さん早く帰って来たんだな〜」くらいに思い、
ただいま！って言おうとしたら
「お前そろばん行かないで田中屋行ってるってホントか！！」
と鬼の形相で怒鳴られゲンコツをお見舞いされました。
あのゲンコツで私の脳細胞が多数消滅したのは間違いありません。


その後、田中屋禁止令でしばらくは田中屋も行けず
まじめにそろばんに通う訳ですが、
４年生から始めれば小学校卒業する迄に
３級は取れるのですが、私は半年間に渡りさぼりまくってたお陰で
４級までしか取得出来ず、履歴書にそろばんをやってたことを
書けない寂しい人生を送っているという訳です。


しばらくして田中屋に行き、えいちゃん（田中屋のお兄さん、といっても当時20代後半くらいかな）
に「うちのお父さんに告げ口したろ！！」って責め立てたんですが、
知らないよって。そんなことしたらうちが儲からないじゃん！って。
小学生だから、そうか、そうゆうもんか。と納得しましたが、
今思えば、えいちゃんは良心が傷んだんでしょうね。
いい大人ですね。




...今これを書いて、読み直しましたが
どうしようもない小学生でしたね。
もしうちの娘が同じことしたら...。
笑って許してあげられると思います。
さすが！俺の娘！と褒めてあげることでしょう！
しかし、私の考えとは全く違う素直ないい子に
育った娘。この話を聞かせたら幻滅されそう。


というのを思い出して先日そろばんを買いました。
なんと100均で！
そしたらなんとなく指が覚えていてちょっと出来るんですね。
ビックリです。
でも、出来るのは足し算だけで引き算やかけ算、割り算なんか
全然出来ません。すっかり忘れてました。
でも、そろばんって指を動かすからボケ防止にいいかも。


これからは少し見直されるんじゃないかしら。


美容室ネタじゃなくてすみません。

ってだれも期待してないか（笑）